「電車の中とか、人ごみで呼吸がしづらくなって」
そんな風におっしゃる方に、結構お会いします。
精神的に不安定になってしまう方、多いですよね。
私は専門家ではないので、理由も根本治療もわからない。
でも、アロマオイルができることあります。
香りは嗅覚が直接脳を刺激します。たった0.2秒で。0.15とも言われています。
脳の「大脳辺縁系」に一番に伝わります。それは本能をつかさどる領域で、感情を生み出す部分です。特に中心部の「扁桃体」が感情の処理をします。喜怒哀楽などの感情をつかさどり、恐怖や不安、快・不快といった情動反応の処理に関わります。
香りと感情処理が強い関係があること、想像できますよね。
だからこそ香りの持つパワーを、上手に日常に取り入れていただきたいのです。
特に、様々なストレスに晒されている現代を生きる皆さんにこそ、香りは必要な癒しだと思っています。
例えば、ラベンダー。
精油の中でも特に鎮静作用が高く、不安を取り除いて、緊張やストレスを和らげ、ゆったりと落ち着いた気分にしてくれます。それは心への影響。
さらに体に対しては、血圧を安定させ、呼吸を整えます。鎮痛作用に有名で、頭痛や肩こり、筋肉痛の緩和に役立ちます。
そして肌に対しては、皮膚分泌を調整し、細胞の成長を促進させ、肌を整えます。皮膚の再生を助けるので、日焼け、傷、やけどのケアに最適です。
ラベンダーだけで、これです。感情を整えるだけでなく、同時に体や肌もケアしてくれるのです。反対も言えますよね。筋肉痛のケアが目的で使ったら、いつの間にか感情も整っていた。
これ、薬でできるでしょうか?
一つの薬では無理ですよね。何種類処方されることでしょう?
「感情を整える」ことを目的にブレンドされた6つのアロマオイルがあります。
次回から一つずつお知らせするとして、今日はそれらのオイルの使い方について書いておきます。
人混みで落ち着かない方。
指先が冷たくなって震えてきたり、動悸がすることがある方。
パニック症を自覚している方。
そうした自分の感情の揺らぎをもてあましている方。ぜひ、6種類のオイル全てを入手してください。
6種類のオイルは:
- パッション(情熱を取り戻す)
- ピース(安らぎ)
- コンソール(なぐさめ)
- チアー(気分アップ)
- フォーギブ(手放す)
- モチベート(励まし)
どうして全てかと言うと、人の心って場面ごとに大きく揺らぎ影響されるからです。必要なのは、なぐさめだけではないっていうこと、例えば。
考えてみてください。
朝起きて、仕事行きたくないなあ。モチベート?
電車激混み。フォーギブ?
仕事忙しすぎ。パッション?
ランチ、人間関係面倒。チアー?
午後、進捗が滞っているのを私に原因があるかのように言われる。コンソール?
電車で座れた。チアー?
お疲れ様。ピース?
こんな風に、1日だけを考えても色々なことが起こります。心も上から下、右から左へと大きく揺らされる。その時々にケアしていくツールがアロマオイルです、喉が乾いたら水を一口飲むように。水を飲むタイミングでアロマオイルもひと塗りするのはいかがでしょうか?ちょっとした傷を無視せずちゃんとメンテナンスしていくイメージで。
また、その時々にちゃんとアロマケアすることで、一旦冷静になれると思うのです。
「あ、私今傷ついたな」
「今の傷ちょっと深めかも」
「前もこんなことあったなあ」
一旦冷静に距離を置いて、自分を眺められる。それだけでも随分違うと思うのです。
そしてそんな傷もちゃんと克服できるでしょう、アロマケアの習慣で。
6種類入手したら、持ち歩き用に小瓶に詰めましょう。ココナツオイルで希釈してロールオンタイプの瓶に入れれば使いやすいですね。
また、家の中でもすぐ手に取れるように、置き場所を決めましょう。寝室、洗面所、リビング、玄関など。暴走しそうになる感情をその場で逃がさないイメージですね。すぐに捕まえてやっつける。
あくまでも主役は自分。強い自分が太い幹の様に、末端の枝葉をコントロールするのです。
新社会人になる後輩、初めて実家を離れるお子さん、嫁いでいくお嬢さん、海外赴任のご家族に、心を整えるアロマオイルのプレゼント、いかがですか?結構気が利いていて、実はとても役立つプレゼントになると思うのです。お金の方がいい?お金は心を癒してくれませんよ。
体の症状、お悩みに応じて選ぶことが多いアロマオイルですが、こんな使い方はいかがでしょうか?

